パレスクリニック
Azelaic Acid 5%
- 臨床薬効: Azelaic Acidの正確な作用機序は不明である。細菌の細胞膜合成を阻害する。 抗菌作用を有する。
Azelaic Acidの様々な作用は、角化の正常化と皮脂分泌の正常化(皮脂や皮膚表面の脂肪酸を減少させる。)
酸化還元酵素(主に5アルファー還元酵素)の作用を阻害する。
3〜5%のAzelaic Acidの一回の塗布で角質内に最大で10%位しか浸透しないので全身的な副作用はほとんど心配ない。 半減期は、12時間である。
- 注意: 使用してみて皮膚敏感が表れたら、使用を中止するべきである。 約、1〜5%の患者に治療開始後、皮膚の熱感、刺激感、発疹等が現れる事があるが、通常15〜20分程度で消失する。 1%以下の患者に紅斑、皮膚の上皮剥離、皮膚炎等が報告されている。 極くまれに、喘息の悪化、色素沈着、色素減少が見られる。
- 参考: Azelaic Acidは通常、人の食事中に含有される。 又、発癌性もない。 妊娠中の毒性もない。