下肢静脈瘤と診断されて手術や治療を勧められたものの、本当に今治療が必要なのか、ほかに選択肢はないのかと迷う方は少なくありません。
また、以前に治療を受けた足の症状が続いている、血管が再び目立ってきた、検査では大きな異常がないと言われたのにつらさが残っている、という方もいらっしゃいます。
下肢静脈瘤があっても、すべての方に手術が必要なわけではありません。一方で、症状や皮膚の変化、静脈の逆流の状態などによっては、治療を検討した方がよい場合もあります。
当院では、治療を受けることを決める前の段階からご相談いただけます。診察と超音波検査で現在の状態を確認し、治療が必要か、経過を見てよいか、静脈以外の原因も考えるべきかを一緒に整理します。
このような方はご相談ください
- 下肢静脈瘤の手術や治療を勧められたが、受けるべきか迷っている
- 治療が本当に必要なのか、ほかの選択肢も含めて確認したい
- 「様子を見てよい」「大きな異常はない」と言われたが、症状が続いている
- 以前に治療した足の血管が再び目立ってきた、または再発が心配
- 治療後も痛み、むくみ、だるさなどが残っている
- 血管の浮きだけでなく、足首のかゆみ、湿疹、黒ずみ、皮膚の硬さなども気になる
- 以前の受診先へ通えなくなり、今後の診察先を探している
他院で治療を勧められたことや、以前に受けた治療が不適切だったという意味ではありません。診察を受けた時期や、その後の症状・静脈の状態によって、現在必要な対応が変わることがあります。
治療方針を考えるために確認すること

治療の必要性は、見た目だけ、症状だけ、超音波検査の結果だけで一律に決まるものではありません。当院では主に次の点を確認します。
- むくみ、だるさ、痛みなどの症状と日常生活への影響
- 血管の浮き出し方や範囲
- かゆみ、湿疹、黒ずみ、皮膚の硬さなどの皮膚所見
- これまでに受けた検査や治療、その後の経過
- 超音波検査で確認する静脈の逆流、血栓、治療後の血管の状態
- 症状に静脈以外の原因が関係している可能性
紹介状は必要ありません。過去の検査結果や治療内容が分かる資料をお持ちの場合は、診察時にご持参ください。資料がない場合でもご相談いただけます。
診察後に考えられる選択肢
診察と検査の結果により、今後の対応は異なります。

現時点では治療をせず、経過を見る
静脈瘤があっても、症状や皮膚変化が軽く、超音波検査の結果からすぐに治療する必要がない場合があります。その場合は、経過を見る理由と、再度受診を考えた方がよい変化をご説明します。
保存的な対応を続ける
生活上の工夫や弾性ストッキングなどで症状をみながら経過を確認することがあります。皮膚症状がある場合は、皮膚の状態に応じた対応も考えます。
状態に合った治療を検討する
症状、皮膚の変化、静脈の逆流などから治療が望ましいと考えられる場合は、現在の血管の状態やこれまでの治療歴を踏まえて、考えられる方法をご説明します。
静脈以外の原因を考える
足のむくみ、痛み、しびれなどは、静脈瘤以外の原因でも起こります。静脈の関与が大きくないと考えられる場合は、その理由をご説明し、症状に応じて他の診療科への相談をご案内することがあります。
当院が大切にしていること
下肢静脈瘤を正しく見極め、必要な治療を必要な方に。治療が必要ない場合も、その理由と今後の対応をご説明します。
当院では、春山医師が初診、超音波検査、治療、治療後の診察まで一貫して担当します。静脈の状態だけでなく、必要に応じて皮膚所見も含めて確認します。
治療を勧められた方に必ず別の治療を提案するわけでも、治療後の症状がすべて静脈瘤によるものと判断するわけでもありません。現在の状態を確認し、考えられる選択肢とその理由を分かりやすくお伝えすることを大切にしています。
詳しく知りたい方へ
治療の必要性や症状について詳しく知りたい方は、次の記事も参考にしてください。
まとめ
下肢静脈瘤の治療方針は、病名だけでは決まりません。現在の症状、皮膚の状態、超音波検査の結果、過去の治療歴などを合わせて考えることが大切です。
手術を受けると決めてから受診する必要はありません。治療が必要か確認したい、別の選択肢も含めて整理したい、治療後の症状や再発について相談したいという段階でもご相談いただけます。




