初めて受診される方へ

医師に足の症状を相談する患者|下肢静脈瘤の初診

下肢静脈瘤の専門外来を初めて受診する際には、「静脈瘤かどうか分からないのに相談してよいのか」「受診したらすぐに手術を勧められるのではないか」「どのような検査をするのか」など、いろいろなご不安をお持ちの方もいらっしゃるようです。また、症状をうまく説明できるか心配されることもあると思います。

まだ何が原因か分からず、うまく説明できない段階でも、どうぞご相談ください。初診では、いきなり治療の話を進めるのではなく、まず今いちばん気になっていることを伺います。そのうえで診察と超音波検査を行い、足の静脈がどのような状態なのかを一緒に確認していきます。

初診は、治療や手術を決めるためだけの場ではありません。私のこれまでの診療経験では、受診された方の8割近くは手術ではなく、経過観察や弾性ストッキングなどで対応しています。検査結果をもとに、治療が必要か、経過をみてよいか、静脈以外の原因も考えるべきかを整理し、その理由と今後の過ごし方をできるだけ分かりやすくお伝えします。

安心してご相談いただくために

  • 「まだ受診するほどではないかもしれない」と思う段階でも相談できます
  • 症状をうまく説明できなくても、こちらから順に伺います
  • 紹介状がなくても受診できます
  • 説明を聞いたその日に、治療を決める必要はありません。一度持ち帰って考えていただけます

初診の流れ

1.Webまたはお電話で予約

初診は、Webまたはお電話で予約できます。症状について診察を受けたい方、治療が必要か相談したい方は、ページの最後にある「初診のWeb予約」または電話番号をご利用ください。

2.まず、気になっていることを伺います

診察では、まず今いちばん気になっていることをお聞かせください。「どこから話せばよいか分からない」という場合も、こちらから一つずつ伺いますので、症状をうまくまとめてお話しいただく必要はありません。いつ頃から症状があるのか、日常生活でどのようなことに困っているのか、これまでに検査や治療を受けたことがあるかなどを、順に確認していきます。

以前の検査結果や治療内容が分かる資料をお持ちであれば、診察の参考になります。ただし、お手元に資料がなくても、もちろん受診いただけます。紹介状も必要ありませんので、無理にそろえていただかなくて大丈夫です。

3.足の診察と超音波検査

お話を伺った後に、足の状態を診察します。血管の浮き方だけでなく、むくみや皮膚の色、湿疹、皮膚の硬さなども確認します。

続いて、足に検査用のゼリーを塗り、超音波の器具を当てて静脈の状態を確認します。通常、痛みを伴う検査ではありません。静脈の流れや逆流の有無、血栓がないかなど、見た目だけでは分からないことを調べます。その結果と症状を合わせて、下肢静脈瘤がどの程度関係しているかを考えます。

下肢静脈瘤の超音波検査の様子

4.現在の状態と今後の選択肢を説明

診察と検査が終わったら、結果を一緒に確認しながら、現在どのような状態と考えられるかをご説明します。できるだけ専門用語を使わず、ご不明な点を一つずつ確認しながらお話しします。

治療が必要と考えられる場合は、選択できる治療方法とそれぞれの違いをお伝えします。すぐに治療する必要がない場合は、経過をみてよい理由と、今後どのような変化があれば再度相談した方がよいかをご説明します。

治療が必要と考えられる場合でも、説明を聞いたその場で決めていただく必要はありません。分からないことや心配なことも、遠慮なくお聞かせください。ご希望や生活の予定も踏まえて、一度持ち帰って考えていただけます。

治療の必要性から確認します

下肢静脈瘤があっても、症状や皮膚の変化、超音波検査の結果によっては、すぐに手術をする必要がない場合があります。そのようなときは、経過観察や弾性ストッキングなど、その方に合った対応をご案内します。

一方で、症状が軽く見えても、皮膚の変化や静脈の逆流の状態から、治療を検討した方がよいこともあります。また、足のつらさに静脈以外の原因が関係していると考えられる場合もあります。

当院が大切にしているのは、病名だけで手術を決めるのではなく、その方に治療が必要かどうかを見極めることです。治療を行わない場合にも、なぜ経過をみてよいのか、今後どのような点に気をつければよいのかをお伝えします。経過をみるという選択も、理由が分かれば、少し安心して日々を過ごしていただけると考えています。

初診から治療後まで同じ医師が担当します

当院では、最初に伺ったお悩みと検査結果、その後の経過が途中で途切れないよう、私が初診、超音波検査、必要な方への治療、治療後の診察まで一貫して担当します。受診のたびに、これまでの経緯を最初から説明し直す必要はありません。

脈管専門医・指導医、皮膚科専門医として、静脈の状態だけでなく、必要に応じて足首のかゆみ、湿疹、黒ずみなどの皮膚の変化も確認します。治療が必要だった方だけでなく、今は手術をしなくてもよいと分かり、安心される方も少なくありません。

受診前のよくある質問

小さな子どもと一緒に受診できますか?

はい。お子さん連れの受診も歓迎しています。どうぞ一緒にお越しください。

手術当日に付き添いは必要ですか?

当院では、原則として付き添いは必要ありません。ただし、お一人での移動や身の回りのことが非常に難しい方には、付き添いをお願いすることがあります。

また、日本語でお話しできない方には、付き添いをお願いする場合があります。

英語でお話しいただける場合は、私が対応しますので、言葉の面での付き添いは必要ありません。ただし、スタッフは英語での対応が難しいため、ご案内に少しお時間をいただくことがあります。

費用とアクセス

費用の目安

下肢静脈瘤の診察と超音波検査は、通常は保険診療です。受診前に費用を確認しておきたい方は、負担割合ごとの目安を公式サイトの料金一覧でご覧いただけます。

アクセス

当院は、東京都千代田区一ツ橋のパレスサイドビル1階にあります。東京メトロ東西線「竹橋駅」に直結しているため、駅から外に出ずにお越しいただけます。神保町駅からは徒歩5分ほどです。

初めてお越しになる方が道に迷わないよう、アクセスページでは竹橋駅の改札から当院までの道順を写真と動画でご案内しています。

院内の様子や担当医師については、医師・クリニック紹介をご覧ください。

受診前にもう少し確認したい方へ

症状から受診すべきか迷っている方、すでに治療を勧められていて方針に迷っている方、超音波検査について詳しく知りたい方は、次のページも参考にしてください。

まとめ

初診では、症状やこれまでの経過を伺い、足の診察と超音波検査で静脈の状態を確認します。紹介状や以前の検査資料がなくても受診いただけます。

初診は、手術を受けることを決めるためだけの場ではなく、現在の状態と治療の必要性を確認する場でもあります。ご自身で静脈瘤かどうかを判断してから受診する必要はありません。「こんなことで相談してよいのかな」と迷っている方も、どうぞ構えずにお越しください。まずはお話を伺い、足の状態を一緒に確認するところから始めます。

症状について診察を受けたい方や、治療が必要か相談したい方は、「初診のWeb予約」をご利用ください。まずは足の血管の状態を簡単に確認してみたい方には、無料検査もご案内しています。どちらを選べばよいか迷う場合や、予約について分からないことがある場合は、お電話でもご案内します。安心して受診できるよう、分かる範囲でお答えします。

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