両足に静脈瘤があると、「手術するなら、両足を同じ日にできますか」と気になると思います。一方で、片足はつらいけれど、もう片足は血管が見えるだけという方もいらっしゃいます。
先にお答えすると、両側に手術の適応があり、両足とも手術を希望された場合は、同じ日に行わせていただきます。 ただ、両足に静脈瘤があるからといって、両足とも手術するとは限りません。患者さんのご希望を第一に考え、両側に手術の適応があっても、症状のない片足は手術せずにみていくことが多いと思います。
- ① 両足に静脈瘤がある
- ② 両足とも手術の適応がある
- ③ 両足を今手術する
手術する足は、左右それぞれで考えます

両足の血管が浮いていても、症状まで左右同じとは限りません。片足は重だるさや皮膚の変化が気になる一方、反対側は特に困っていないこともよくあります。血管が見えるという理由だけで、両足を一組として手術するわけではありません。
診察では、左右それぞれの症状や皮膚の状態を伺い、超音波検査で静脈の流れを確認します。その結果と、患者さんが今どちらの足で困っているか、何を希望されるかを合わせて考えます。手術が選択肢に入ることと、今その足を手術することは別の判断なんですね。
症状のない足は、どうする?

例えば、片足は毎日重だるく、もう片足は血管が見えるものの困っていない場合。実際の臨床現場の経験では両側に手術の適応があっても、症状のある側だけ手術し、反対側はそのままみていくという選択になることが多いと思います。反対に、両足とも手術を希望されるなら、左右それぞれの適応を確認したうえで同じ日に行う方針です。
「両足に静脈瘤があるから、必ず両足を手術する」「片足に症状がないから、手術できない」と一律には決めません。どちらの足を今手術するかは、診察と検査の結果をご説明したうえで相談します。
手術時間や、手術後の生活が気になる方へ
手術そのものの時間と、準備や術後の処置を含む院内滞在時間は別です。片足・両足の目安は、こちらの記事で説明しています。
手術後の歩行や仕事、入浴などを知りたい方には、こちらの記事も参考になると思います。実際の過ごし方は手術の内容や足の状態に合わせてご案内します。
まとめ
両足を同じ日に手術することはできますが、両足に静脈瘤があるというだけで、自動的に両足とも手術すると決まるわけではありません。左右それぞれに手術の適応があるか、実際にどちらを手術したいかを分けて考えます。
「両足を手術すべきか」「片足だけでよいのか」を、受診前に決めていただく必要はありません。左右それぞれの状態を確認し、何が気になっていて、どうしたいかを伺ったうえで考えます。迷っていることがあれば、そのまま初診でお聞かせください。



